コレステロールの薬
検診で指摘されますが、痛くもかゆくもないので放置されることが多いコレステロール。
一般的に悪玉コレステロールといわれるのがLDLコレステロールです。
LDLコレステロールの値が同じでもLDLコレステロールの質(大きさ)が違うと危険性も変わってくるので、
中性脂肪を測定したり、非HDLコレステロールで比較したりします。
検診で指摘されますが、痛くもかゆくもないので放置されることが多いコレステロール。
一般的に悪玉コレステロールといわれるのがLDLコレステロールです。
LDLコレステロールの値が同じでもLDLコレステロールの質(大きさ)が違うと危険性も変わってくるので、中性脂肪を測定したり、非HDLコレステロールで比較したりします。
スタチン
治療薬はスタチンが第1選択。初めは副作用で筋肉痛が出現することがあるので、違和感を感じたら教えてください。
- 虚血性心疾患がある方
- 検診での正常値は高めに設定されていますが、虚血性心疾患がある方はLDLコレステロール70mg/dL以下が目標ですのでしっかりと内服してください。
- スタチンで十分でない場合
- エゼチミブを追加で飲んでいただくことがあります。小腸でコレステロールの再吸収を抑制する薬です。
PCSK9阻害薬
- 治療を行っても目標LDLコレステロール値に下がらない方
- 家族性高コレステロール血症など、以上の治療を行っても目標LDLコレステロール値に下がらない方はPCSK9阻害薬という注射を行うことがあります。現在は3~6か月毎に注射を行うだけでよいものもあり劇的な効果が期待できます。
フィブラート系
- 中性脂肪も高いという方
- LDLコレステロールだけでなく、中性脂肪も高いという方には日本で開発されたSPPARMαモジュレーターのペマフィブラート（パルモディア®）を併用することもあります。
脂質と動脈硬化は切っても切れない関係性があります。
症状が出た時には、動脈硬化はかなり進んだ状態になりますので検診で指摘された場合は早期に治療開始することをお勧めします。