動悸（ドキドキ・脈が飛ぶ）
動悸
（ドキドキ・脈が飛ぶ）
動悸も循環器内科を訪れるきっかけの一つです
最近ではスマートウォッチにも不整脈を検出する機能がついている機種もあり、
それを元に循環器内科を受診される患者さんもいらっしゃいます。
動悸には2種類あります。
- 脈がドキドキと早くなったり、バラバラと乱れたりするもの
- 脈が時々飛んだり（抜けたり）することや、脈が時々ドキンと強く打つ感じがするもの
私たち循環器内科は脈の性状を教えていただくだけで、ある程度、不整脈の種類を絞り込むことができ、それを元に不整脈を確定するための検査を追加していきます。
- Holter（ホルター）心電図
- 24時間Holter（ホルター）心電図という、24時間心電図を取る検査で不整脈の種類や頻度、回数などを測定します。しかし、24時間という限られた時間の中で検査を行うため、受診の原因となった不整脈が出現しないと原因の特定ができません。
- 自分で出来る検査
- そこで自己検脈という自分で出来る検査があります。手首の親指の付け根付近に橈骨動脈という動脈を触れることができます。普段から脈を触れることができるように練習しておき、いざ、不整脈や動悸が出現した際には、脈拍数や脈の間隔が揃っているのかバラバラなのかを観察します。それを診察の際に教えて頂けると、前述のとおりある程度診断の助けになります。
- 心臓全体のスクリーニング検査
- 不整脈は虚血性心疾患などが原因で生じることもあり、心臓全体のスクリーニング検査が必要となることもあります。